
「多ボタンのマウスは便利そうだけど、操作が難しそう……」
「ボタンが多いと、クリックミスが増えて不利になるのでは?」
ゲーミングマウス選びでは、ボタン数によって操作感が大きく変わります。
しかし、スペック表の数字だけを見て選んでしまうと、「思っていた操作感と違う」という失敗を招きかねません。
この記事では、多ボタンマウスが使いにくいと言われる理由から、向いている人の特徴、そして後悔しない選び方まで詳しく解説します。
・向いている人・向いていない人の違い
・失敗しない多ボタンマウスの選び方とおすすめモデル
多ボタンのゲーミングマウスは使いにくい?
結論から言うと、「多ボタンマウスは人によって、使いやすさが極端に分かれる」というのが答えです。
FPSプレイヤーなど、瞬時の反応を重視する人にとっては、誤操作の原因となるため使いにくいと感じる可能性が高いです。
一方で、MMOや作業効率を求める人にとっては、ショートカットを指一本で実行できるため、非常に便利に感じられます。
つまり、ボタン数の多さは単純な性能差ではなく、自分のプレイスタイルや用途との相性で評価が分かれるポイントです。
なぜ多ボタンのゲーミングマウスは使いにくいと感じるのか
多ボタンのゲーミングマウスが使いにくいと感じる最大の理由は、「慣れ」が必要な点にあります。
通常のマウスは限られたボタンだけで操作が完結しますが、多ボタンマウスは「どのボタンに何を割り当てたか」を覚えたうえで、状況に応じて使い分ける必要があります。
そのため、「配置を覚える → 意識して使う → 無意識で使えるようになる」という段階を踏むことで、割り当てた機能を十分に活かせます。
この慣れるまでの期間に違和感を覚え、「使いにくい」と感じる人が多いのが実情です。
特に初めて使う場合、以下のようなミスが起こりやすくなります。
- 戦闘中に押すつもりのないボタンを誤って押してしまう
- ボタン配置を覚えきれず、とっさに使えない
- 咄嗟の操作で一瞬迷いが出る
こうしたミスは、ボタン数そのものが原因というよりも、「慣れていない状態」で起こりやすいものです。
多ボタンのゲーミングマウスが向いている人
一方で、以下のような人には、多ボタンマウスが適しています。
- MMOやMOBAをよく遊ぶ人
多くのスキルやコマンドを、指先だけで操作を完結できるメリットが非常に大きいです。 - マクロ機能を活用したい人
複雑なコマンドを一つのボタンに集約できるため、作業やゲームの流れを簡略化できます。 - クリエイティブ作業(動画編集・デザイン)を行う人
ゲームだけでなく、コピー&ペーストなどのショートカットを割り当てることで、作業効率の向上が期待できます。
多ボタンのゲーミングマウスが向いていない人
逆に、以下に当てはまる方は、シンプルな5~6ボタン程度のマウスを選ぶべきです。
- FPS(Valorant / Apex Legendsなど)をメインとする人
競技性を重視するジャンルでは、誤操作を減らしやすいようサイドボタンは少なめの方が扱いやすいです。 - 軽さを最優先する人
多ボタンマウスは一般に重くなりやすいですが、近年は軽量な多ボタンモデルも登場しています。それでも、最軽量帯を求める人には選択肢が限られます。
「ゲーミングマウス 軽いおすすめ5選|60g前後で失敗しない選び方」も参考にしてください。
多ボタンのゲーミングマウスの選び方
多ボタンマウスで失敗しないためのポイントは、以下の3点です。
ボタン配置と押しやすさ
単に数が多いだけでなく、「自分の指が自然に届くか」を確認してください。
特にサイドボタンが親指で押しやすい位置にあるか、隣のボタンを巻き込んで誤操作してしまわないかが重要です。
ボタン数は用途に合わせる
「とりあえず多い方」が便利とは限りません。
自分が使うスキルやショートカットの数を想定し、必要な分だけ備えたモデルを選ぶほうが失敗しにくいです。
重量とフィット感
多ボタンマウスは重くなりやすいため、自分の持ち方に合うか、長時間使っても疲れにくいかを確認しましょう。
かぶせ持ち・つかみ持ち・つまみ持ちで向き不向きが変わるため、形状との相性も重要です。
【厳選】多ボタンのゲーミングマウスおすすめモデル
多ボタンゲーミングマウスの中から、ボタン数と用途の相性を基準に厳選しました。
軽量寄りからMMO特化まで、それぞれの特徴と向いている人をわかりやすく紹介します。
1. Glorious Model I 2 Wired
ボタン数:9個 / 重量:約66g / 接続:有線
「多ボタンなのに軽い」という強みがはっきりしたモデルです。
9個のプログラム可能ボタンを備えながら約66gと軽量で、FPSの軽快さと多ボタンの利便性を両立したい人に向いています。
サイドボタンは親指が自然に届く位置にまとまっており、慣れると直感的に操作しやすい設計です。
一方で、軽量設計ゆえにしっかりした重みや安定感を求める人には、やや軽く感じられる可能性があります。
軽さを活かして大きくマウスを動かすプレイスタイルとは相性が良く、スピード重視の操作を求める人にとっては扱いやすい一台です。
こんな人におすすめ: 軽量な多ボタンマウスを探している人、FPSとMOBAを両立したい人。
2. Steelseries Rival 5
ボタン数:9個 / 重量:約85g / 接続:有線
「多ボタンと軽さをバランスよく両立したい人」に向いたモデルです。
9ボタンを搭載しながら約85gと比較的軽量で、重くなりがちな多ボタンマウスの中では扱いやすい部類に入ります。
特徴的なのはサイド上部のトグルスイッチで、上下入力を含めた複数の操作を割り当てられる点です。操作の幅は広がりますが、通常のボタンとは使い方が異なるため慣れは必要です。
FPS・MOBA・RPGと幅広く対応できる設計で、1台で複数ジャンルを遊びたい人にとって使いやすい構成になっています。
こんな人におすすめ: 軽さと多ボタンを両立したい人、複数ジャンルをプレイする人、初めて多ボタンに移行する人。
3. CORSAIR SCIMITAR ELITE WIRELESS SE
ボタン数:16個 / 重量:約114g / 接続:無線・Bluetooth・有線
MMO用途に特化した完成度の高いモデルです。
親指側に12個のボタンが並ぶ設計で、スキル数の多いゲームでもマウスだけで操作を完結しやすくなっています。
さらに、特徴的な「Key Slider」機能により、ボタンパネル自体を前後に動かして位置調整できるため、手の大きさに合わせて最適な配置に調整可能です。
多ボタンでありがちな「届かない」を解消しています。
重量はやや重めですが、その分安定感があり、かぶせ持ちでじっくり操作するスタイルには適しています。
こんな人におすすめ: MMO・MOBAを本格的に遊ぶ人、操作をマウスに集約したい人
4. Razer Basilisk V3 35K
ボタン数:11個 / 重量:約101g / 接続:有線
多ボタンと使いやすさのバランスに優れたモデルです。
11個のプログラム可能ボタンを備えており、多すぎず少なすぎない構成で、ゲームと作業の両方に使いやすいです。
特徴は、3つのモードを切り替えられる多機能ホイール。
用途に応じてスクロールの感触が変わるため、ゲームと作業のどちらにも対応しやすい設計です。
エルゴノミクス形状により握りやすく、長時間使用でも疲れにくい点も魅力といえます。
こんな人におすすめ: ゲームと作業を1台でこなしたい人、ホイール操作を重視する人、エルゴノミクスデザインで疲れにくさを求める人。
5. Logicool G ゲーミングマウス G502 X LIGHTSPEED
ボタン数:13個 / 重量:102g / 接続:2.4GHz無線(LIGHTSPEED)
多ボタンマウスの定番として、今でも強い完成度を持つモデルです。
13ボタンを搭載しながらも配置の完成度が高く、サイド・トップともに直感的に押し分けやすい設計になっています。
MMO特化型ほど極端ではなく、FPSでも扱える操作性を維持しているのが特徴です。
独自のLIGHTFORCEスイッチは、軽さとクリック感のメリハリが両立されており、長時間でも安定した操作がしやすくなっています。
さらにLIGHTSPEED無線により、超低遅延で有線級の使用感に近い応答性で快適に使用できます。
重量は約102gと軽量モデルよりは重めですが、その分しっかりとした安定感があり、細かい操作でもブレにくいのが利点です。
こんな人におすすめ:高性能な多ボタンマウスを求める人、FPSとMMOの両方を遊ぶ人
多ボタンゲーミングマウス比較表
ここまで紹介したモデルを、ボタン数や用途ごとに一覧で比較します。
| モデル名 | ボタン数 | 重量 | 接続 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| Glorious Model I 2 Wired | 9 | 約66g | 有線 | 超軽量×多ボタン | FPSもやりたい人 |
| SteelSeries Rival 5 | 9 | 約85g | 有線 | トグル搭載の万能型 | 複数ジャンルを遊ぶ人 |
| CORSAIR SCIMITAR ELITE WIRELESS SE | 16 | 約114g | 無線/有線 | MMO特化・12ボタン | MMOガチ勢 |
| Razer Basilisk V3 35K | 11 | 約101g | 有線 | 多機能ホイール | 作業兼用したい人 |
| Logicool G502 X LIGHTSPEED | 13 | 約102g | 無線 | 定番・高完成度 | 高性能な多ボタンマウスを求める人 |
まとめ:多ボタンは「用途に合えば強力な選択肢」
多ボタンのゲーミングマウスは、万人向けではありません。
ボタン数が増えることで操作の自由度は高まりますが、その分、慣れや誤操作のリスクも増えるため、プレイスタイルとの相性が重要になります。
FPSのように瞬時の操作精度を求める場合はシンプルな構成が向いており、MMOや作業用途では多ボタンのメリットを大きく活かせます。
重要なのは、「ボタンが多いか少ないか」ではなく、自分がどれだけそのボタンを使うかという視点です。
まずは普段の操作や使用シーンを整理し、必要なボタン数を基準に選ぶことで、後悔のないマウス選びがしやすくなります。